その１、感応丸（かんのうがん）

心臓や肺・・・止まっては困るところですね。心筋梗塞、脳梗塞、高血圧。喘息、呼吸困難。
脳や意識・・・これも止まったら困ります。
いきなりな急病、ショック、出血であろうと貧血であろうと・・・
こんな時の救急薬が２０００年前から知られています。

感応丸の主役は、植物性の生薬ではなく、主に複数の動物から得られた動物性生薬である
・麝香（ジャコウ）：ジャコウジカ（鹿）の腹部にある世界最高の香料。
・牛黄（ごおう）：牛の胆石。
これらは特に有名で、漢方薬の金・銀に値すると言います。
これらの他にガジュツ（莪朮）、ジンコウ（沈香）、サフラン（番紅花）、ボルネオール（竜脳）といった植物性生薬が
感応丸に配合されています。

そのほか動物性生薬は（感応丸には入っていませんが）・・・
熊の胆嚢の熊胆（ゆうたん）、ヒキガエルの耳腺分泌乳液である蟾酥（せんそ）、鹿の角の鹿茸（ろくじょう）、
さらには真珠（しんじゅ）や鮑（アワビ）、地竜（ミミズ）、ベッコウ（すっぽんの甲羅）などが知られています。

さて、感応丸は
①乗り物酔い、消化不良で胃部が苦しい　②風邪の熱や頭痛やしんどさに
③食中毒、　④心臓に負担がある方、胸苦しさ、胸の詰まりや痛み、などなど・・・

そして、入社試験、面接試験、入学試験、人前でのスピーチ、発表会、気の進まない会合、学校へ行きたくない・・・
などなど、
精神的な苦痛、不安、不眠、心臓とこころの苦しさ、息苦しさにも。
こころをしづめ、気を大きくし、心の臓を助けます。

急な内臓の異変（精神も、からだも）に対するお薬が、感応丸です。

家庭に備えるだけでなく、旅行に、登山に、スポーツに、レジャーに、
多忙な激務に、災害や緊急事態に、　　出かける時は、忘れずに！！