INニュース | 伊賀・名張の気になるをお届け
(更新)
「西山の棚田」が農林水産大臣賞を受賞
伊賀市西山地区の「西山の棚田振興協議会」が、農林水産省が主催する「令和7年度 豊かなむらづくり全国表彰事業」にて、最高賞にあたる農林水産大臣賞を受賞しました。
「つなぐ棚田遺産」にも選ばれているこの美しい景観が、なぜ今、全国で最も優れた事例として認められたのか。その裏側には、地域住民の熱い物語がありました。
ただ守るだけでなく、未来を見据えた積極的な取り組みが評価されました。
• 「たなだ維持・管理組合」の設立
高齢化が進む中、担い手を確保するために2024年に営農組織を設立。移住者が中心となって活躍しており、「新旧住民が一体となった活動」が評価の大きなポイントとなりました。
• 「西山棚田米」のブランド化
寒暖差と粘土質の土壌で育つ良質なコシヒカリを「西山棚田米」としてブランド化。地域の福祉施設への寄付や、県外からも客が訪れる「ふれあい朝市」での販売など、経済的な循環も生み出しています。
• 交流と教育の場
地元の小学生を対象にした「たなだ学校」や、企業のCSR活動を受け入れるなど、年間を通じて多くの人々が棚田を訪れる仕組みを作りました。
活動報告の中で注目されたのが、自治会が整備した多目的公衆トイレです。清掃が行き届いたこのトイレを利用したことがきっかけで、西山地区への移住を決めた人もいるほど。「訪れる人を快く迎え入れる」という地域の姿勢が、結果として移住者の増加に繋がりました。
西山の棚田には、住民が手作りした「棚田展望公園」があります。伊賀盆地を一望できるこの場所からは、四季折々の美しい風景が楽しめます。
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。