耳の中でセミが鳴くとか、キーンとかジーーンといった金属音がするとか・・・
なんでこう言った音がするのでしょうか？
・・・
東洋医学的には、体内に発生している内熱の出口が耳となっているためと
考えられます。（他のご意見もあると思いますが、とりあえず・・・）

皆さん、よくご存知なのは耳もとに集まってくる蚊！。
これは、耳の垢のニオイに寄ってくるのかなとも思いますが、ニオイが強くなるのは
体温が上昇している時で、耳は脳というコンピュータを冷やすために放熱して冷却する装置とも
考えられます。耳が体の側面にあって内熱を処理しやすい位置にあると言えます。
体温の高い、熱が高くなっている耳に蚊は集まってくるのではないでしょうか？

体温を測るのも脇で計測しますがこれもなるべく深部の熱に近いためと考えられます。

そう言ったことから、心臓や肺、肝臓、腎臓、血管血液あるいは筋肉などに熱がこもっている場合
その放熱の器官として耳が役に立っているということです。
内臓に余剰に熱が発生しているということです。

頭部の血管は拡張して、放熱面積を広げ、かつ血流を増大し放熱しようとします。
その時、この耳の血管に負担となっている状況こそが耳鳴りと考えます。

したがって、内臓に熱がオーバーに蓄積しないようにすること（これを漢方では少陽病状態と言います）
内臓が壊れないようにすることです。（内臓熱、内臓の炎症、過熱）

またその原因が水滞・水毒にあるときも同様に、水と熱を放熱、放散するために耳の出番となりますから
水滞を起こさないようにするっことも大切。

簡単に言うと、内臓熱を冷ますことと水滞を処理すれば耳鳴りが治りやすくなると言うことです。

食事と養生法、漢方薬（体質・証によって処方が皆さん違います）をお尋ねください。