夏は暑いもの！です。ところが胃腸は冷えているのです!!!
だから食欲が低下する。・・・

胃に血を集めるため、インドではカレーを食べる。
日本でもニッキ水など冷やしあめには桂皮・シナモンで味付けをする。
生姜湯は夏こそ必要な飲み物です。

夏は体温調節のため、血液が体表に集まり発汗、放熱します。
でも、その分、胃腸や足には血が少なくなり冷えています。
ここに冷たい飲み物が増えたらどうなるか？？
胃と腸は真っ白になるでしょうね。

それだけではありません。その水を処理するため、そして胃を温めるため、
心臓は普段より余分に働かねばなりません。
そして腎臓・尿から水分を処理、汗からも水分を処理しようとしますが
これに必要なのが塩なのです。（天然の塩です。ミネラルが豊富な、精製していない塩です）
塩がなければ、心臓は止まります！筋肉は冷え固まります！痙攣を起こします。
脳の機能も低下します。
つまり、水分の取り過ぎ、中でも冷たい水分の摂取は心臓機能に負担になるということです。

水分を摂取しているのに口が乾いてくるのは、冷たい水を温めようと内臓で熱を発生するためです。決して水分不足だけが口渇を生じるわけではありません。
緊張した時に口が乾く。ドキドキしたら口が乾く。100m走のスタートラインで口が乾く。
これは水分不足ではなく、内臓に熱を生じているためです。つまり心臓が過剰に動いてる。

水分ばかり摂っていて塩を忘れていると・・・
心臓は動かなくなり、全身に血を送れない・・
神経、筋肉も塩がないから、体は動けない、腕が伸びない、掴めない・・
一歩も歩けない、電話の受話器も握れないことになります。
もちろん発熱も生じている。意識も朦朧としてくる。

これが熱中症の正体です。
もちろん、暑いところに長くいることも熱中症の要因になりますが、
暑いだけでは、熱中症は起こらないのです。

熱中症の対策。
漢方薬で体表の熱が生じていて口が乾いているなら白虎加人参湯
心臓にまで負担が生じて息苦しい、心臓動悸、胸苦しい・・内熱過剰と水滞であれば
黄連解毒湯➕五苓散を。
もちろん塩も梅干しも大切！（ただし天然塩を用いたもの）
熱いお湯やお茶も、日常大切。
しかし熱が、強い時はアイスクリームやかき氷で口から熱を処理してよし！
体は外から冷やしてもいいけど、お腹は冷やしてはダメ！
胃腸にいきなり冷たい飲み物を入れるのは控えましょう。

塩の話は「メニュー」に記載予定です。