不眠は脳だけの覚醒や休息が原因ではなさそうです。

特に影響があるのは、心臓が無理しているとき・・・ドキドキしているときは眠れないということです。心臓がゆったりと休める時にあるいはぐったりと機能低下をしているときは眠れます。

本来、動物は寝ている状態が安泰で自然な状態と言えます。起きているのはイレギュラーとも言われます。ところが外敵に襲われたりあるいは食糧を得るために奔走するには、寝てばかりではいられない。
攻撃モードが必要な生存競争の波にさらされる事態になると、しっかり目を覚まして起きていなければなりません。👀
カラダを休め、栄養を身につけ、補充し蓄え、成長するためには、副交感神経が働きます。
逆に活発に動かなければならない、心臓も頑張らねばならない時は交感神経が働きます。
この交感神経が頑張っていると眠れないわけです。
つまり、頑張り屋さんは不眠になりやすいということです。😢

過剰に心臓が頑張っているとは、手に汗握るような状態です。
発汗する時は心臓はがんばらねば、汗は出ません。
精神的に緊張や興奮の状況も心臓はドキドキしてます。しかし
心臓に負担をかけるような、生活（寒さや湿気）や食事の環境でも眠れない事態が生じます。
食べ過ぎで苦しい時・・消化するために血液を胃腸に送る。
冷房や冬の寒さ・・・温めるため、血液を余分に働かせる。

あるいは風邪のような感染症にかかった場合や化膿や体内に炎症があるとき
心臓は体表面や患部に血液を送り発汗したり、内熱を処理したり、無理してます・・・眠れません。
心臓がオーバーヒートしてます。心臓の動悸が早くなります。❤️‍🔥

また逆に貧血などによる心臓の力不足も血液を送るのに休むに休まれない心臓の状態になり、
眠れません。
これは心臓が虚している状況と言われます。体を温め、血をスムーズに通わせることが大切。

心熱の場合は原因にもよりますが過熱を冷やしてあげねばなりません。

簡単に言うと不眠症にも心臓に熱がある場合と、冷えや寒がある場合があり、治療や養生が違ってくるのです。

一律に不眠なら睡眠剤や精神安定剤を処方する（熱の産生を低下させる）現代医学は、不眠の原因を無視ていると言えます。
カラダの異常を考えず、改善しないで、脳神経の興奮だけを鎮める・・・これって病人に
優しくないですね。

なお、一般に疲労回復にリポ○タンや、ユ○ケルなどのドリンク剤を毎日お飲みになる方！
カフェインや白糖により一過性に血糖の急上昇を起こし、また、心臓に対し強心作用があることを理解してください。
特に内臓の奮起が必要な場合なら飲んでもいいのですが、決してカラダを休めているわけではありません。
無理やり起こしているわけで・・・寝ないで仕事を心臓にさせているわけですから、
疲労回復の逆効果になります。心臓の酷使は早死につながります。ご注意を‼️

ドリンク剤のラベルを見ると、効能に「疲労回復」の文字が書いてありません。
「肉体疲労時のビタミンの補給」とは書いてありますが・・。
ドリンク剤で疲労は回復しないのです！（カフェインや白糖の入ってないものならまだ安心ですが）
疲労は内臓を休めないと回復しないのです。興奮させたらダメなのです。

ひとつおすすめの漢方薬があります🌿
三七人参あるいは田七人参と呼ばれる植物の根です。当薬局は「夢三七」(ゆめさんひち）を推薦。
なんでも頑張りすぎるかたに向いています。
緊張を去り、副交感神経を交感神経より優位に導き、不眠と疲労の回復に役立つという薬草です。
ただ、この薬草の必要な成分が満たされるにはしっかり生育した一級品でないと十分な効果が発揮されません。

詳しくはご相談ください。